ヨコデンタルクリニック
院長:横引 良評(よこびき りょうへい)先生
【経歴】
日本大学松戸歯学部歯学科 卒業
【免許・資格】
2014年03月歯科医師免許取得
2015年03月歯科医師臨床研修修了登録証取得
2017年03月産業歯科医師登録証取得
2020年04月社会福祉士登録証取得
2021年03月摂食嚥下リハビリテーション学会認定士取得
2021年11月臨床研修指導歯科医師講習会修了
2022年07月介護支援専門員登録証取得
https://yoko-dental.jp/
【所属学会】
日本歯科医師会所属 / 千葉県歯科医師会所属 / 印旛郡市歯科医師会所属 /日本摂食嚥下リハビリテーション学会所属 / 日本歯周病学会所属 /日本障碍者歯科学会所属 その他多数
ご開業を決意したきっかけについて教えてください。
私は広島生まれで父が歯科医師、祖父が歯科技工士だったため、幼いころから歯科を身近に感じる環境で育ちました。元々は、広島の実家を継ぐ予定でしたが、人口の減少や高齢化のスピードが速い状況などから、自身の学んだことを戻った時には活かせないかもしれない…と考え、長く慣れ親しんでいる「千葉県」というエリアで開業を意識しました。
母の実家も千葉にあったため、日本大学松戸歯学部に通い、勉強漬けの日々を送りました。卒業試験も歯科医師国家試験も難しかったので大学時代はとにかく必死でした。
何故ここで開業しようと思われたのですか?
研修医から勤務医となる中で、千葉県香取市や稲毛海岸などの医院で勤務し、臨床経験を積んだ経緯から、開業地は船橋~千葉~佐倉~成田の範囲で探していました。テナント開業ではなく、土地開業を意識していたので、開業地は土地の価格などを考え、船橋などの中心部というよりは、千葉から佐倉、成田などの地域かな、と選択肢を広げていきました。
テナントだと、いつまでも自分の所有にならない点や、テナントオーナーが代わった際の退去のリスクや建替えなどのリスクが残ることも長期的な医院経営では大きなリスクだと考えていたので、土地開業を考えていました。最初の投資コストは大きくなることを理解していましたが、長い目で見たらリスクは少ないのではないかと思いました。
どのような診療方針で開業を目指されましたか?
土地柄、おそらく自費診療が100%にはならないと思うので、保険診療が70%前後、自費は20%~30%ぐらいですかね。それぐらいで経営していければ良いのではないかと考えています。地域密着の歯医者さんという感じで、色々なニーズに対応できるようにしていけるといいかな、と思っています。勤務医として従事していた医院では、お子様から高齢者まで、ときには家族3世代に渡って診療に来てくれることもあったので。
開業前にこだわった点は?
歯科における「専門医」などは取得してはいないのですが、高齢者の治療を行うには、介護の知識も必要だとわかり、「摂食嚥下リハビリテーション学会認定士」や介護支援専門員、社会福祉士の資格も取得しました。一般の高齢者の患者さんや、ハンディキャップを持った患者さんなどにも治療を提供していきたいと思っています。
ご開業にあたって苦労した点は?
やっぱり、資金調達ですね。そこが全てです。結構、大きな投資が必要となったので、資金調達に苦労しました。資格を取るための自己研鑽などにお金を使ってしまっていたので、そういった点からもかなり苦労しました。
ジャパンデンタルについての印象を教えてください。
初めの印象は借りるときの金利が高いのではないか?もしくは返す時が大変なのではないか?などの不安があったのですが、実際にお願いすると、良心的な条件提示や非常に協力的な点から、きちんと無理のないビジョンを立てることができれば、賛同してくれる企業という印象になりました。本当に感謝しています。㈱ジャパンデンタルさんがいなければ、私自身開業できていなかったので…(笑)
最後に、これから開業される先生方にアドバイスをお願いします。
自分がどんな診療をやっていきたいのか、診療コンセプトを明確にしておく必要があると思います。都内でやっていきたいのであれば自費診療などに強みをもつ必要があるし、土地開業であれば、やはり郊外型の歯科診療というものにしっかりと、経験を積んでおくことが必要かと思います。
加えて開業地のマーケットなどもしっかりと分析していくと良いかと思います。開業地が駅から近い場所であれば、スタッフ確保などもしやすいですし、広い目で色々、検証していくことをおススメします。