わかすぎ歯科 若杉紘人院長

若杉 紘人院長

わかすぎ歯科
開業時期:2021年4月
開業地 :福岡県久留米市合川町470-1
 
若杉紘人院長は、平成22年に九州歯科大学を卒業後、母校の付属病院にて歯周病科の研修を終了し、以降2軒の歯科医院で約10年の勤務。十分な臨床経験を積まれて今回の開業に至った。
特に2軒目で勤務した医療法人では、訪問診療の経験も積むことが出来た事から、開業後に自身が目指すプライマリ医的な外来、訪問診療を全て行っていけるとの自負をもって今回開業を決意されたもの。
開業地は、公立小学校の正門前。元々歯科医院であったのだが、閉院して2年経過している物件。知り合いからこの物件を紹介され、「居抜き開業とはならない新規開業だが、立地からすれば、お子さんやそのご家族等が治療対象のメイン」であり、「地域的にも訪問診療にも適切な開業場所」と、まさに若杉院長が目指す診療を行うのにピッタリな場所と考えであった。
 こうした開業地に巡り合った若杉先生だが、おりからのコロナ禍もあり開業に際し考えねばならない事も多くあったと言う。そんな若杉先生に開業後にインタビューを試みた。

 
 

なぜこのタイミングでのご開業を決意されたのですか?

歯科大学に在学中から、将来の開業については常に考えていました。だいたいこのぐらいの年齢で(30台半ば)開業したいとは漠然と考えていました。勤務医時代を通じてやはり、「保険診療、自費治療にかかわらず、患者様にとって一番良い治療を提案し、患者様がご自分の意思で決めていただきたい」と考えていました。臨床経験も積上げ、こうした治療も十分に提供出来ると思いはじめました。
 
そしてやはり、勤務を通じて様々な経験を得られましたが、それでも自分の診療の幅をもっと広げたいと考えた時に、やはり開業して自分の診療所を持って診療していくことが一番の近道であると考えました。また、自分自身の年齢や家庭の事を考えると、自身の診療にピッタリの物件に巡り合った今、「このタイミングで開業したい」という強い思いとなったのです。


わかすぎ歯科 外観  


受付


キッズルーム

 
 

開業地の選定についてお聞かせください

先ず思い描いたのは「将来、自分たち家族が生活していく上での住環境」です。開業地の久留米市は筑後に位置する地方都市で福岡県では3番目の人口ですが住環境はとても気に入っています。そんな環境ですが、開業地真正面にある合川小学校は久留米市でも生徒数が4番目多い小学校なのですが、知り合いの先生から「良い物件があるよ」と紹介されたのが今回の開業地でした。
 
紹介された後は、現地に足を運んで、開業地の周辺の状況や交通量、そして環境などを何度も確認しました。もちろん、環境が気に入っただけでは開業出来ないので、ジャパンデンタルに来患調査や事業計画の作成を依頼し、歯科診療所としての収支等が成立つかもしっかり確認を行いました。自分が余裕をもって一日で診られる患者数は認識していますので、自分が挙げられる点数、レセプト枚数等も予想し、投資計画・事業計画に無理がないか確認した上で、この場所での開業を決意しました。

 

診療所の前は小学校

 
 

ご開業までに、先生としてどのような準備をされましたか?

歯科大学に在学中から将来の開業については、常に意識して考えていました。30台中頃の年齢で開業したいと漠然と考えていたので、卒業後は、最初に技術力の向上を目的として人気の歯科医院に勤務をし、先ずは沢山の患者様を診ること、そして診療経験を積む事を最大限に注力してきました。2軒目の歯科医院では、保険診療に関しては外科処置を含め全般的に対応し、自費診療に関してもセラミックやメタルボンド、ノンクラスプデンチャー金属床義歯等やインプラント等歯科治療にかかるあらゆる技術の研鑽に務めてきました。
 
また将来は訪問診療を行いたいとの考え方からも、2軒目の勤務先では訪問診療にも積極的にかかわり経験を積上げてきました。休日はテクニックの向上のため勉強会やセミナーにも積極的に参加し技術の研鑽に努めました。また開業の2~3年前からは、経営に関する知識習得の為に歯科医院経営関連のセミナーにも積極的に参加し、スタッフ教育等も含めて医院に関する経営面や事務的な部分についても知識の習得に努めました。自分としては着々と開業に向けて準備をしてきたつもりです。初めてジャパンデンタルを知ったのも、この頃の開業セミナーを通じてです。

 

 
 

診療所で特に力を入れたこと拘ったことについてお聞かせください

先ずは動きやすい環境づくりです。自分やスタッフの動きやすさ、患者様の動線、また将来的にユニットが増台できるようなスペースの確保を考えました。
 
また、コロナ禍中での開業に成らざるを得なかったという事情からも、ソーシャルディスタンスが確保出来る様な待合室のスペース確保、そして今最も患者さまが気に掛けられるのはウイルスなので滅菌関係には特に力を入れたつもりです。私自身は開業直前に「滅菌技師」の資格を取得し、開業に際して力を入れるべき点をスタッフ共々共有しました。

 


 
 

ご開業されて半年ですが、将来どのような歯科医院にしたいとお考えですか?

開業地選定の経緯から、近所のお子さん、そのご家族。そして地域のご高齢者まで、長く付き合っていける地域に根差した歯科医院にしたいと考えております。そのためにはスペシャリストではなくジェネラリスト歯科医師を目指し、自己研鑽に努めてきたつもりですし、これからも更に研鑚を積みたいと考えています。
 
今後力を入れたい分野「矯正、歯周治療、インプラント治療」などに特に力を入れていきたいと考えています。この方針には長く歯科助手としての勤務経験がある妻も非常に協力してくれています。

 

 
 

当社(ジャパンデンタル)の事をお伺いさせて下さい

先程お話ししましたように、初めは新規開業セミナーでお話しをおうかがい出来ました。実際の自分の開業ではもちろん融資を含めて相談にのっていただきましたが、開業後も月ごとに一緒に当院の数字を見ながら親身になってアドバイスをいただいています。とても助かっていますし、ぜひ今後も継続していただきたいと思っています。

 
 

最後にこれから開業される先生方に何かアドバイスはありますか?

お金と患者さんのシミュレーションは思っているより厳しめに想定していたほうが良いです。
特に運転資金は、出来るだけゆとりがあれば、開業後が精神的にかなり楽になると思います。
また良いスタッフ(特に衛生士)の確保が本当に大変です。知り合いなどの人となりがある程度わかる方を雇えればそれが一番良いと思います。

福岡県の地方都市久留米の小学校至近にて、地域のプライマリ医を目指し保険診療から自費治療、そして訪問診療と幅広い地域医療を目指す若杉先生に開業後のお考えを教えて頂きました。
今後の巾広い活躍をお祈り申し上げます。

 

 
 

わかすぎ歯科

〒839-0861
福岡県久留米市合川町470−1

TEL 0942-27-9876

https://www.wakasugi-dc.com/

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