吉原幸司郎院長
【経歴】
奥羽大学歯学部 卒業
明海大学病院 研修修了
明海大学病院 小児歯科入局
都内の歯科医院にて勤務
よしはら歯科医院 開業
【資格・所属学会】
日本小児歯科学会
日本障害者歯科学会
日本口腔ケア学会
外観
受付
初めに、開業しようと決めた理由を教えてください。
歯学部を卒業した頃は、開業は全く考えていませんでした。しかし、勤務医時代にたくさん患者さんを担当して、患者さんから信頼して頂けるようになるにつれて、「そろそろ自分のクリニックを持ちたい」と思うようになりました。
診療室 ユニット
開業前の準備について、「勤務医時代の意識」や、「開業を決めてからの心がけ」を教えてください。
勤務医時代に一番大事にしていたのは、「患者さんとのコミュニケーション」です。丁寧でわかりやすい説明を意識していました。自分が治療される側の立場になって考えるようにしていました。今では、治療前と治療中、治療後に患者さんの口腔内写真を撮り、モニターに映して説明しています。
開業に向けては、1年間という少し長めの準備期間を設けました。やろうと思えば、3～4か月で開業出来てしまうかもしれませんが、基礎をしっかり固めたいと思い、期間を十分に確保しました。開業に携わってくれた業者さんなどの方々と話す時間も増えて、じっくりと準備を進めることができました。
カウンセリングルーム
開業地を決めた際の理由はどういったものだったのでしょうか。
勤務経験のある東大和市付近で、離れすぎず、患者さんが車等でも来院できる場所を探している中で、この場所でちょうど医科歯科連携の施設ができると知り、開業を決めました。近隣に小学校や大企業の社宅もあり、今までの経験を活かすのによいと思いました。
歯科医院を作った時、どこに「こだわり」を持ちましたか。
親しみやすく、気軽に来てもらえるようなクリニックを目指しました。内装としては、木をふんだんに使って日本家屋のような和のテイストと、モダンな雰囲気を組み合わせています。幅広い年齢の方に来て頂きたいので、年齢問わずリラックスしてもらえるような空間を目指しました。
また、今までの経験から、お子さんも通いやすくなるようにという思いを大事にしました。キッズスペースは壁でなく柵で覆い、スタッフの目も届き何かあればすぐに対応できるようにしましたし、キッズスペースと診療室がつながる扉も設置することで、抵抗なくお子さんにも入ってもらえるように工夫しました。お子さん向けに当院の職業体験のイベントも開催して、実際の器具を触ってもらったり、親御さんのお口でポリッシングを体験してもらうなどしました。初めて診療に来たお子さんでも、イベントに参加してくれているとスムーズに診療室に来てくれることも多いです。
キッズスペース
手洗い
開業してからわかったこと、開業前の想定との違いはありますか。
うれしい誤算なのですが、小児歯科を専門としていたので、小児メインでの診療を想定していました。開業してみると、ありがたいことに年齢問わず幅広い世代の患者さんに来院頂くことが出来ました。
今後の展望を教えてください。
丁寧な診療やリラックスできる空間づくり等はこれからも続けていきたいです。当院開業時にはなかった、内科や皮膚科、さらには高齢者向けの賃貸住宅もできたので、医科歯科連携を進め、訪問診療などにも取り組み、歯科医療を提供していきたいです。今後、患者さんが増えても、診療時間を短くすることはせず、一人ひとりにしっかり時間を取り、開業時と変わらないスタンスでやっていきたいです。
ジャパンデンタルについて
きっかけは師事していた先生からの紹介でした。ジャパンデンタルさんがいなければ開業出来ていなかったので、とても感謝しています。前にも触れたように、開業準備に長めの期間を設けていたのですが、テナント保証金などの支払いのタイミングなどに合わせて、融資をして頂けたので、しっかり計画を進めていくことが出来ました。
今後開業する方にメッセージをお願いします。
開業する時には、不安がつきまとうと思いますが、業者さんでもいいですし、ご家族でもいいですし、身の回りの方に相談するのが良いと思います。小さいことでも、話すことで楽になったり、解消されたりすることもあると思います。あとは、時間にゆとりがあると逆算して計画が立てられるので、開業日の目標を決めて、早め早めに考えるのが良いと思います。
最後に、一番大事なのは、患者さん・スタッフさんとしっかりコミュニケーションをとることだと思います。そして、今までの経験を活かしてほしいです。
